ウェビナー業務改善案
提出用資料

既存スプシの業務分解をベースに、ウェビナー業務をより実装しやすくするための改善案を整理した資料です。案件マスター、条件分岐WBS、ツール別作成物、完了条件、ガントチャート例を中心に構成しています。

提出用資料既存スプシベースWBS / 案件マスター / ガントClaude Code Subagent前提

目次

1. 改善方針

今回の整理は、既存スプシを否定して作り直すのではなく、既存の業務分解を活かしながら「実務で回る形」に補強する提案です。

1ウェビナー=1案件開催日・講師・目的・告知・事後対応を案件マスターで一元化
条件分岐WBS社内講師・外部講師・重要回・再演で必要工程を分ける
実装に接続Skill、Claude Code Subagent、GAS、Slack通知に落とし込む
最重要ポイント:作業を細かくすることではなく、案件情報を一度入力すれば、必要タスク・期限・通知・下書き生成につながる状態を作ることです。

2. 最終資料のシート構成

何度か追加修正した内容を、提出用に見える順番へ整理しています。

シート役割・変更内容
00_提出用サマリー全体像を短時間で確認するための要約。
01_元スプシベース差分提案元スプシのWBSを壊さず、右側に改善提案列を追加。
02_変更点一覧追加・修正・廃止・条件分岐だけを抜き出し、変更点を一覧化。
03_条件分岐マトリクス社内講師・外部講師・重要回・再演で、必要工程を分岐。
04_30日ロードマップ導入順を4週間に分けて提示。
05_案件マスター設計1ウェビナーを1案件として管理する台帳の考え方を追加。
06_ツール別作成物リストどのツールで何を作るかを実装単位で整理。
08_BeforeAfter比較何がどう変わるかを比較表で可視化。
09_完了条件一覧各タスクの完了条件を定義し、WBSを実務に落とす。
10_最小実装版と理想版最小構成から理想版まで段階導入できる形に整理。
11_ガントチャート例開始日・期限・進捗率・右側カレンダーを連動させた工程表。

3. 何をどう変えたか

既存スプシのWBS差分提案列を追加案件マスター設計ツール別作成物動的ガント

主な変更点は、タスクの追加・修正そのものよりも「完了条件」「条件分岐」「自動化候補」「Claude Code Subagent活用」「次アクション」まで見えるようにした点です。

該当箇所変更区分どう変えたか理由優先度次アクション
[人+AI] 企画案出し追加修正企画案出し単体ではなく、過去アンケート・会員属性・過去ウェビナー結果を参照する「企画入力→企画案→KPI仮置き」の流れに変更。企画の属人性を下げ、会員ニーズと過去実績に基づく企画にするため。企画入力テンプレを先に作成する。
[人] 登壇打診修正登壇打診は完全自動化ではなく「AI下書き→人間承認→送信」に留める。送信先・文面・条件を記録する。外部講師との関係性や温度感があり、自動送信はリスクが高いため。まずは文面テンプレと承認フローを作る。
[人+AI] MTG準備①|日程調整・プロフィール登録追加修正プロフィール登録は「講師情報フォーム」に一本化。MTG要否もこの時点で判定する。Slackでの往復確認を減らし、情報の欠落を防ぐため。講師情報フォームを作る。
[要改善!] MTG準備②|共有資料に企画を記入廃止/統合共有資料への企画記入は単独タスクとしては廃止。案件マスターから自動生成/自動転記する。同じ情報を複数箇所に入力する二重管理を避けるため。案件マスターの必須項目を決める。
[人] MTG実施|必須アジェンダ条件分岐MTGは全件実施ではなく、種別で分岐。外部講師・プレミアム・新企画は実施、社内定例/ゼミは文章ベースを原則にする。MTG削減と品質担保を両立するため。MTG要否判定表を作る。
追加企画確定後に「カリキュラム作成」を明確な成果物として追加。タイトルだけでなく内容構成まで決める。告知内容と実際の内容のズレを防ぐため。カリキュラム用の最小テンプレを作る。
[人+AI] MTG後|スケジュール・Notion共有追加修正MTG後共有は、議事録・決定事項・期限・担当・次アクションを自動で定型化してSlack共有。確認漏れとSlackラリーを減らすため。共有テンプレとSlack投稿先を決める。
[人+AI] タイトル・内容確定修正タイトル・内容確定にKPI/ターゲット/会員の理想状態を必須項目として追加。事後評価につなげるため。確定前チェックリストを作る。
[ 要改善!] ウェビナー実施日確定廃止/統合ウェビナー実施日確定は独立タスクとして廃止。企画登録またはMTG内で確定する。二重確認を減らすため。日程変更時の更新先を1か所にする。
[人+AI] サムネイル・イベントページ作成追加修正サムネ・イベントページは、案件マスターの情報から依頼文を自動生成。UTAGE等の登録は担当/期限を明確化。依頼内容の抜け漏れを減らすため。制作依頼テンプレを作る。
アナウンスチームへの連携や告知文の策定が抜けている。
企画書ベースで、告知文の依頼、AIが案内内容を
追加アナウンスチーム連携を正式タスクとして追加。企画書ベースでAIが告知文を作成し、アナウンスチームが最終確認。現状シートでは告知文・連携工程が抜けやすいため。告知文作成〜確認の責任分界を決める。
[要改善!] 公式Xでの掲載可否の確定廃止/条件化公式X掲載可否は毎回確認をやめ、原則掲載。NG条件だけ例外申請にする。細かな確認が認知負荷を増やしているため。掲載NG条件を明文化する。

4. Before / After

資料を受け取る側が最も知りたいのは、「結局、現状から何が変わるのか」です。そこで比較表を追加しています。

観点現状改善後期待効果優先度
情報管理Slack・スプシ・個人メモ・Drive等に情報が分散案件マスターに基本情報・進捗・URLを集約確認ラリー削減、抜け漏れ防止S
タスク生成人が毎回必要作業を思い出して対応ウェビナー種別ごとに必要タスクを自動生成属人化低減、準備漏れ防止S
告知文作成都度作成・確認観点が人に依存告知文Skillで下書き生成し、人が確認作成時間短縮、表現ブレ低減S
リマインド担当者が手動で確認・送信GAS/Slackで期限通知・未完了通知確認負荷削減、遅延防止S
事後分析開催後の振り返りが後回しになりやすい事後レポートSkillで標準化次回企画への学習ループができるA
種別対応全ウェビナーに同じような工程が乗りやすい社内/外部/重要回/再演で工程を切り分け過剰工程削減、品質リスク管理A
責任範囲誰が最終確認するか曖昧になりやすい完了条件・確認者・通知先を明確化手戻り・認識ズレ削減A
資料の活用WBSが作業棚卸しに留まりやすいWBS→案件マスター→ガント→Skill化へ接続提案から実装に進めやすいS

5. 案件マスターを追加した理由

案件マスターとは
1つのウェビナーに関する基本情報・進捗・URL・担当・事後対応を1か所で管理する台帳です。
追加した狙い
Slack、Drive、個人メモ、既存スプシに散らばる情報を集約し、WBS・ガント・通知・AI下書きの起点にします。

案件マスターから生まれる流れ

案件登録種別判定必要タスク生成期限通知事後レポート
ウェビナー種別/条件MTG司会/運営資料チェック講師情報回収告知/掲載追加タスク注意点
社内講師・定例ゼミ原則なし(文章ベース)講師単独を基本講師セルフチェック+最低限チェック既存プロフィール参照原則掲載事後レポート簡易版品質低下しない最小チェックは残す
外部講師実施モデレーターあり推奨運営確認ありフォーム必須原則掲載。ただし契約/権利条件確認登壇打診、事前MTG、登壇者リマインド関係性・文面・条件交渉を自動化しすぎない
プレミアム/重要ウェビナー実施モデレーターあり運営確認あり必要に応じて詳細回収掲載計画を個別設計KPI設定、事後分析強化工数削減より品質担保を優先
新企画/初回テーマ実施または詳細確認内容により判断運営確認あり必要告知文レビュー必須企画レビュー、カリキュラム設計目的・ターゲット・期待値を明確にする
過去と同型の再演なし/簡易確認講師単独可差分チェック中心不要既存文面を再利用差分確認、日時・リンク更新古い情報の使い回しに注意

6. ツール別に何を作るか

提案で終わらせないために、「どのツールで何を作るか」を実装単位で整理しました。最初から全導入ではなく、優先度Aから始める前提です。

優先度ツール作成物目的初期版で必要な範囲注意点
AGoogleスプレッドシートウェビナー案件マスター1ウェビナーごとの基本情報・進捗・URL・担当を一元管理する開催日、講師、種別、主担当、Zoom、告知、アーカイブ、アンケート、レポートの状態を管理項目を増やしすぎると入力負荷が高くなる
AGoogleフォームウェビナー案件登録フォームSlack上のラリーを減らし、必要情報を一度で回収する開催日、タイトル、講師、種別、目的、プレゼント有無、X掲載有無を入力必須項目が多すぎると入力されなくなる
AGoogle Apps Script(GAS)タスク自動生成ウェビナー種別に応じて必要タスクを自動生成する案件登録時に共通タスク+条件分岐タスクを生成条件分岐ルールが曖昧だと誤タスクが増える
AGoogle Apps Script(GAS)Slackリマインド通知開催日から逆算して担当者へ確認・未完了通知を送る開催3日前、前日、当日、翌日の通知を最低限実装通知が多すぎると無視されるため頻度設計が必要
ASlackウェビナー案件通知チャンネル / 通知テンプレ自動通知・確認依頼・例外対応の場所を統一する案件登録、期限前通知、完了報告、未完了アラートを投稿雑談や個別DMに流れると管理不能になる
AAI Skill告知文・リマインド文作成Skill告知、事前リマインド、当日案内、事後案内の文面品質を安定させるタイトル、講師、目的、対象者、URLを入れると文面案を出す事実関係・URLは人間確認が必要
AAI Skill事後レポート作成Skill参加数・アンケート・反応から、振り返りと改善案を作成する参加者数、満足度、コメント、Discord誘導結果をもとにレポート作成数値の取得元が不明確だと信頼性が落ちる
BAI SkillMTGアジェンダ作成Skill事前MTGが必要な回だけ、目的・確認事項・決定事項を整理する種別・目的・論点から30分MTG用アジェンダを生成MTG不要な回までMTG化しない判断基準が必要
BClaude Code Subagent告知文レビューSubagent告知文の抜け漏れ、誤解、導線不備を専門担当として確認する投稿前にタイトル、日時、URL、対象者、CTAをチェックレビュー担当が増えすぎると承認工程が重くなる
BClaude Code Subagent施策リスク洗い出しSubagent削減案や自動化案のリスク・負荷移転・例外パターンを確認するWBS変更案に対して、想定リスクと対策を出すAIの指摘を鵜呑みにせず人間判断が必要
注意:ツールを増やすことが目的ではありません。最小構成は、Googleスプレッドシート・Googleフォーム・GAS・Slack・AI Skillで十分です。

7. 完了条件を追加した理由

WBSはタスク名だけでは実務に落ちません。「何をもって完了か」を揃えないと、人によって解釈がズレます。

フェーズタスク完了条件確認者/責任注意点
企画案件登録開催日・講師・種別・目的・担当・ステータスが案件マスターに登録済みウェビナーチーム未入力項目があると後工程が崩れる
企画目的/KPI設定ターゲット・期待行動・参加目標・満足度目標が記載済み企画責任者参加者数だけで評価しない
準備告知文作成日時・講師名・参加導線・対象者・得られる成果・CTAが入り、確認者OK済み告知責任者誇大表現・リンク漏れに注意
準備Zoomリンク確認案件マスターへURL登録済み、テスト入室済み、関係者へ共有済みウェビナーチームURL差し替え時は告知文も更新
準備サムネ/クリエイティブ確認タイトル・日時・講師名・ブランド表記に誤りがなく、掲載先に適したサイズで準備済み制作/告知古いタイトル流用に注意
告知初回告知指定チャネル/媒体に投稿済み、投稿URLが案件マスターに記録済み告知担当投稿後のリンククリック確認まで含める
告知リマインド送信対象者・講師・関係者へのリマインドが送信済み、送信ログが確認できるウェビナーチーム通知過多にならない頻度設計が必要
当日当日運営準備開始前チェックリストが完了し、録画・アンケート・Q&A導線が確認済み当日責任者重要回は運営同席を残す
事後アーカイブ案内アーカイブURL・視聴期限・関連導線を投稿済み、案件マスターにURL登録済みウェビナー/Discord視聴権限・期限の誤案内に注意

8. ガントチャート例の変更内容

ガントチャートは、左側にWBS情報、右側にカレンダーを置く形に整理しました。開始日と期限を入れると、該当期間が見える設計です。

開始日・期限各タスクのE列/F列に実日付を入力
右側カレンダー入力期間に応じて対象日が色づく
進捗率日付ベースで自動計算されるように数式を設定
使い方:想定開催日を変更し、各タスクの開始日・期限を入力します。標準進行を見せるための例なので、最初はD-30、D-21、D-14、D-7、D-Day、D+7程度の粗さで十分です。

9. 導入前に確認すべき点

確認1案件マスターの必須項目は多すぎないか
確認2外部講師・重要回の条件分岐は現場感に合うか
確認3GAS/Slack通知は誰が保守するか
確認4Claude Code Subagentを使う範囲をレビュー系に絞るか